アンダー100万円の機械式GMTウォッチ8種比較

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GMTはロレックスだけじゃない!

アンダー100万円のGMT界隈がにわかに活気づいてきました。

今年のWatches & WondersではTUDORがオパラインダイヤルのGMTを発表、つい先日LONGINESが39㎜のZulu Timeを2023年8月に発売すると発表、Bell & RossもGMTの新色を発表、Ball WatchもGMTの新シリーズを発表、Grand Seikoもブレスを刷新した新GMTを発表し、TAG HEUERもアクアレーサーの新作GMTを昨年発表していた…。

というわけで、各社の気になるGMTモデルをまとめてみました。

目次

ORIS(オリス)ビッグクラウン プロパイロットタイマー GMT

https://www.oris.ch/

ORIS(オリス)とは

オリスは、1904年スイスのヘルシュタインで創業したメーカーで、企業名は近くを流れていた小川に由来します。

「実用的に意味あるものを作る」を信条に機械式時計を製造しており、自社開発のキャリバー400シリーズは5日間パワーリザーブ、耐磁性、10年間保証と10年間オーバーホール推奨期間を約束しています。

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また、数少ない独立系時計メーカーの一つです。

ビッグクラウン プロパイロット

https://www.oris.ch/

中でもビッグクラウン プロパイロットは航空機の計器の実用的なデザインをベースに作られているシリーズで、その大きめのケースにより、視認性に優れたモデルが多数ラインナップされています。

今回僕が気になったのはそのGMTモデルです。

44㎜のケースの割に厚さは12.5㎜と薄く、重さも165gと重すぎないのが特徴です。

秒針が9時位置のスモールセコンドになっていることや、24時間針の先端がレッドになっていることで視認性は抜群です。

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24時間目盛がベゼルの内側に沿って配置されており、すっきりした外観になっています。

ブルーの夜光塗料もきれいです。

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ケースバックはシースルーになっており、赤いローターがさりげなくおしゃれ。

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パワーリザーブは38時間とやや短めですが、毎日ガシガシ使うなら問題ないかもしれません。

なお、レザーベルトとファブリックベルトのバージョンもあります。

必要十分なスペックで、しかも30万円台で機械式GMTウォッチが手に入るのはお得だと思います。

スペックまとめ

ブランドORIS(オリス)
モデルビッグクラウン プロパイロット タイマーGMT
Ref.01 748 7756 4064-07 8 22 08(SS)
01 748 7756 4064-07 5 22 07LC(レザー)
01 748 7756 4064-07 3 22 02LC(ファブリック)
ケース径44㎜
厚さ12.5㎜
重さ165g(SS)
キャリバーoris748
COSC認定なし
パワーリザーブ38時間
防水性能100m
価格352,000円(SS)
330,000円(レザー、ファブリック)
問合せオリス公式サイト
(2023年6月時点)

BALL WATCH(ボールウォッチ)エンジニアⅢ アウトライアー

https://www.ballwatch.co.jp/

BALL WATCH(ボールウォッチ)とは

アメリカの鉄道標準時計の基準を制定するなどアメリカの鉄道産業の発展に寄与したボール・ウォッチは、1891年にアメリカで設立されました。現在は本社をスイスに置き「あらゆる過酷な環境のもとで正確な時を告げる」をブランドミッションに掲げて時計を製造しています。

ボールウォッチといえば、自発光の「マイクロ・ガスライト」が有名です。

夜光といえば、スーパールミノバやROLEXが開発したクロマライトなどが有名ですが、それらは日中光に当てて蓄光しなければいけません。一方、ボールウォッチのマイクロ・ガスライトは自発光するので光にさらす必要がありません

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また、蓄光塗料は数時間で輝度が失われてしまうのに対し、マイクロ・ガスライトの発光は10年以上続きます。さらに、緑や青だけでなく、赤・黄・オレンジ・ピンクなど多彩な光を発することができるのが特徴です。

時間の経過と輝度の関係(上:マイクロガスライト、下:通常の蓄光塗料)https://www.ballwatch.co.jp/

一方で、微小なガラス管を使用するため直線的なデザインになってしまい、デジタル感が強くなるのが難点と言えます。

エンジニアⅢ アウトライアー

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そんなボール・ウォッチから今年の夏に発売されるGMTは視認性と耐久性に優れ、スペックはかなり高いです。

まず、ボール・ウォッチの代名詞ともいえるマイクロ・ガスライトによる自発光システムが当然採用されています。昼夜を問わず四六時中発光しているので特別な操作は必要ありません。

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24時間目盛はベゼルとケース外周部の2か所にあるため、3か所の時刻を読み取ることが可能です。

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ムーブメントはCOSCの認定を受けた自社製キャリバーを搭載。さらに、耐磁インナーケースを採用することで1,000ガウスの耐磁性能を有し、防水性能も200mとハイスペックです。

ケースとブレスレットに使われているステンレスは「904Lスチール」でロレックスにも採用されている耐蝕性の高い金属です。

パワーリザーブは42時間ですが、これだけの機能を盛り込みつつもケース径40㎜、厚さ13.8㎜、重さ161gに収めたところは非常に秀逸だと思います。

バリエーションは黒文字盤の他に白文字盤、さらにセラミックベゼルを採用した3モデルをラインナップしています。

セラミックベゼルは高級感もあって良いですね。

ボール・ウォッチのGMTは比類なきスペックと質実剛健なデザインで唯一無二なモデルです。

スペックまとめ

ブランドBALL WATCH(ボール・ウォッチ)
モデルエンジニアⅢ アウトライアー
Ref.DG9000B-S1CJ-BK(黒)
DG9000B-S1CJ-WH(白)
DG9002B-S1CJ-BK(セラミック)
ケース径40㎜
厚さ13.8㎜
重さ約161g
キャリバーRRM7337-C
COSC認定あり
パワーリザーブ約42時間
防水性能200m
価格385,000円(黒、白)
429,000円(セラミック)
その他世界限定 各1,000本
2023年6月発売(黒、白)
2023年7月発売(セラミック)
問合せボールウォッチ公式サイト
(2023年6月時点)

TAG HEUER(タグ・ホイヤー)アクアレーサー プロフェッショナル300 キャリバー7GMT

TAG HEUER(タグ・ホイヤー)とは

ホイヤー社は1860年にエドワード・ホイヤーによって創設されました。1985年にクオーツショックによる資金難からTAG社の資金援助を受け社名をタグ・ホイヤーに変更。その後、1999年にLVMHモエ・ヘネシー・ルイヴィトンが株式の50.1%を取得し、現在はゼニス・ウブロと共にLVMHグループのウォッチブランドとなっています。

個人的にタグ・ホイヤーと言えばF1公式タイムキーパーのイメージですが、最近もそうなんでしょうか?ロレックスが公式になったとかも聞いた覚えがありますが…。

アクアレーサー プロフェッショナル300 キャリバー7 GMT

https://www.tagheuer.com/jp/ja/

タグ・ホイヤーのダイバーズウォッチにはその防水性能により「プロフェショナル200」「プロフェッショナル300」「プロフェッショナル1000」があり、「300」はその中核を担うモデルです。

ブルーとホワイトのセラミックベゼルにイエローのGMT針、そしてアイコニックな12面ケース。ただのハイスペックウォッチにとどまらない大胆な意匠が余裕を感じさせます。

また、デイトを6時位置に配することでシンメトリカルで均整の取れた仕上がりになっています。

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防水性能は今回ご紹介するGMTの中では最も高い300mを誇ります。ケースバックにも潜水士のエングレービングが施されています。

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夜光もインデックスと針はグリーン、ベゼル12時位置のトライアングルはブルーに光るのがおしゃれです。

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バックルはグローブをはめたままでも開錠しやすい左右プッシュ式になっているのもかゆいところに手が届く仕様です。

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夏のビーチに、冬のゲレンデにも連れていけるように青(=海)・白(=雪)のベゼルになっている…のは深読みし過ぎかもしれませんが、とにかくオールシーズンのアウトドアに着用できそうです。

ケース径は43㎜なので大きめですが、アウトドアで活用することを想定したらこの方が視認性がアップしますね。

ブルーのラバーモデルもあります。いや~、これはいいですねぇ。

SSブレスだと190gを超えてずっしり来る重さですが、ラバーだと150gを切りますね。

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スペックまとめ

ブランドタグ・ホイヤー
モデルアクアレーサー プロフェッショナル300
キャリバー7 GMT
Ref.WBP2010.BA0632(SS)
WBP2010.FT6198(ラバー)
ケース径43㎜
厚さ13㎜
重さ192g(SS)
147g(ラバー)
キャリバーキャリバー7
COSC認定なし
パワーリザーブ50時間
防水性能300m
価格489,500円(SS)
462,000円(ラバー)
その他2022年発売
問合せタグ・ホイヤー公式サイト
(2023年6月時点)

TUDOR(チューダー)ブラックベイGMT

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TUDOR(チューダー)とは

ロレックスを創業したハンス・ウィルスドルフがイギリスでの販売拡大を狙って1946年にTHE TUDOR COMPANYを設立したのが起源です。名前はかつてのイギリス王家チューダー家に由来します。

かつて日本では「チュードル」の名で並行輸入品が販売されていましたが、2018年に正規代理店を通じて販売を開始する際「チューダー」に改められました。

時に”ロレックスを買えない貧乏人の時計”と揶揄されることもありますが、本家のロレックスに寄せた王道デザインにちょっとした遊び心を入れ、リーズナブルな価格で提供してくれているブランドとして僕は好意的な印象を持っています。

実際、僕の愛用の時計はブラックベイ36です。

2017年に並行輸入店で購入。パワリザは短いですがノンデイト、150m防水でガシガシ愛用中。

ブラックベイ GMT

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ブラックベイはチューダーの中でもダイバーズ系の主力モデルです。ブルー&レッドのGMTベゼルはロレックスと似ていますが、材質はロレックスのセラミックに対してスチール製です。ベゼル上の数字のフォントも細く、どこかクラシックな印象を受けます。

チューダーのアイコンであるスノーフレーク針がGMT針にも採用されています。

今回僕が気になったのはダイアルが白いオパラインモデルです。公式サイトでは純粋な白ではなくシルバーの風合いもあると謳われています。実機を目にする機会があればしっかり確認したいと思います。

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インデックスや時針・分針・秒針・GMT針のすべてに夜光塗料が塗られています。

ファブリックのNATOストラップモデルもあります。

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ブラック文字盤のモデル。

ブラックベイ GMT S&G

こちらはブレスレットにゴールドを使用したモデル。

S&Gモデルのみレザーストラップモデルも用意されています。中々にシブいですね。

TUDORのGMTのデザインは僕としてはドンピシャなんですが、唯一の難点が厚みが14.52㎜と今回紹介している中で最も厚く、そのため時計自体の重さはSSブレスで188gに達してしまいます。

ただ、パワーリザーブが70時間、COSC認定、防水性能200mのスペックを考えるとやはり魅力的な時計ですね。

スペックまとめ

ブランドTUDOR(チューダー)
モデルブラックベイGMTブラックベイGMT S&G


ケース径41㎜41㎜
厚さ14.52㎜14.52㎜
重さ188g(SS)188g(SS)
キャリバーMT5652MT5652
COSC認定ありあり
パワーリザーブ約70時間約70時間
防水性能200m200m
価格551,100円(SS)
510,400円
(ファブリック)
753,500円(S&Y)
578,600円
(ファブリック、レザー)
問合せチューダー公式サイト
(2023年6月時点)

LONGINES(ロンジン)スピリットZulu Time

https://www.longines.com/jp

LONGINES(ロンジン)とは

ロンジンは1832年設立のスイスに本拠を置く時計会社です。

世界初のフライバック機能を開発するなど、自社生産のクロノグラフキャリバーに定評がありましたが、クオーツショックによる資金難からスウォッチ・グループの傘下でエタ社のムーブメントを利用した製品が中心になっています。

スウォッチ・グループはブレゲ、ブランパン、オメガ、グラスヒュッテオリジナル、ティソ、ハミルトンなどを擁する世界最大の時計製造グループ。

馬術競技とのパートナーシップは深く、特に競馬界ではドバイワールドカップ、アメリカ競馬三冠、ジャパンカップなどで公式時計を担当しています。

スピリット Zulu Time (イエローゴールドベゼル)

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Zulu Timeという呼び名はあまりなじみがないですが、これは「協定世界時(UTC)」の別の言い方です。

また、GMTは「グリニッジ標準時(Greenwich Mean Time)」の略称で、この名称自体が今ではUTCに取って代わられています。

つまり、GMT = UTC = Zulu Timeというわけです。

話を時計に戻しますと、ロンジンには「スピリット」というパイロットウォッチシリーズがあり、昨年(2022年)42㎜のZulu Timeを発表しました。

そして、今年(2023年)は39㎜のZulu Timeを発表したわけです。GMTウォッチの世界では40㎜を切るサイズはかなり珍しいと思います。

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アプライドされたインデックスの立体感、ブラックの文字盤に映える温かみのあるゴールドとの統一感。ラグやブレスにはスティールを使うことで威圧感を抑えている感じもいいですよね。

ムーブメントはCOSC認定、パワーリザーブ72時間、重さ147.6g、厚み13.5㎜。このスペックに絶妙なサイズ感ときたら人気にならないはずがないです。

さらに、レザーとファブリックのストラップモデルもあります。レザーは101.6g、ファブリックは91.5g(!)とかなりの軽さですね。

ただ、18Kイエローゴールドを使っているのでどうしても価格が押し上げられて60万オーバー。

そんなあなたにセラミックベゼルのモデルもあります!

スピリット Zulu Time(セラミックベゼル)

まずはSSブレスから。各453,200円。

レザーストラップモデル。各436,700円。

重さはブレス147g、レザー99.3g、その他のスペックはイエローゴールドモデルと同じです。

チューダーブラックベイGMTを脅かすほどの良さがあります。僕もぐっと来ています…。

スペックまとめ(イエローゴールドベゼル)

ブランドLONGINES(ロンジン)
モデルスピリット Zulu Time
Ref.L3.802.5.53.6(SS)
L3.802.5.53.2(レザー)
L3.802.5.53.9(ファブリック)
ケース径39㎜
厚さ13.5㎜
重さ147.6g(SS)
101.6g(レザー)
91.5g(ファブリック)
キャリバーL844.4
COSC認定あり
パワーリザーブ72時間
防水性能100m
価格619,300円(SS)
603,900円(レザー、ファブリック)
問合せロンジン公式サイト
(2023年6月時点)

スペックまとめ(セラミックベゼル)

ブランドLONGINES(ロンジン)
モデルスピリット Zulu Time

Ref.L3.802.4.53.6(黒ベゼル・SS)
L3.802.4.53.2(黒ベゼル・レザー)
L3.802.4.93.6(青ベゼル・SS)
L3.802.4.93.2(青ベゼル・レザー)
L3.802.4.63.6(緑ベゼル・SS)
L3.802.4.63.2(緑ベゼル・レザー)
ケース径39㎜
厚さ13.5㎜
重さ147.0g(SS)
101.3g(レザー)
キャリバーL844.4
COSC認定あり
パワーリザーブ72時間
防水性能100m
価格453,200円(SS)
436,700円(レザー)
問合せロンジン公式サイト
(2023年6月時点)

Bell&Ross(ベル&ロス) BR05 GMT

https://www.bellross.com/ja/store

Bell&Ross(ベル&ロス)とは

ベル&ロスは1992年に高校時代からの親友二人によって設立された新興の高級時計ブランドで、本社はフランスのパリにありますが、製造はすべてスイスで行われています。

社名は二人の名前であるロシロ(Rosillo)とベラミッシュ(Belamich)に由来しています。

設立後、時計製造の助言を仰ぐためにSinn(ジン)の社長のもとを訪れ、「Bell & Ross by SINN」という時計がジンから発表され、これがBell&Rossの名で世に出る最初の時計となりました。

その後、1998年に初のモデル「ヴィンテージ」を発表し、シャネルとも資本提携をしています。一方、2002年にジンから独立しています。

独自のコンセプトとして「形は機能に従う」を掲げています。特徴的なスクエアケースをまとって2005年に発表されたBR01は、ラルフ・ローレンが一目惚れして自社の広告に大々的に使用したことで一躍有名になりました。

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BR05 GMT

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BR05は都市のライフスタイルにマッチするURBANシリーズとして展開されています。ステンレススティールのケースにブレスレット一体型デザイン、適度なサイズが特徴です。

その中のGMTモデルであるBR05 GMTはケース径41㎜で厚さ11.7㎜の付けやすいサイズ感になっています。

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GMTとは思えないほどスリムですっきりした外観です。24時間スケールはケース内側の縁に沿ってさりげなくあしらわれています。

特に2023年に登場した新色のスカイブルーはメタリックなターコイズのような風合いで夏にぴったりな色味ですね。

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GMT針もデイト表示の背景も同色でまとめられていますね。四隅のネジ頭が中央を向くようにそろっているところにこだわりの意匠を感じます。

ケースバックはスケルトン。ネジ頭は…いろんな方を向いていますね^^; まあ裏ですしね。

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ラバーストラップバージョンを装着すると一層夏を感じますね。

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他にも白、黒の文字盤もあります。

薄さの割には175g、パワーリザーブは40時間と短めでCOSCの認定はありません。

ただ、このデザインと色は唯一無二、セクシーな色気を漂わせたいならいいかもです。

スペックまとめ

ブランドBell & Ross(ベル&ロス)
モデルBR05 GMT


Ref.BR05G-PB-ST/SST(青・SS)
BR05G-PB-ST/SRB(青・ラバー)
BR05G-SI-ST/SST(白・SS)
BR05G-SI-ST/SRB(白・ラバー)
BR05G-BL-ST/SST(黒・SS)
BR05G-BL-ST/SRB(黒・ラバー)
ケース径41㎜
厚さ11.07㎜
重さ175g(SS)
キャリバーBR-CAL.325
COSC認定なし
パワーリザーブ40時間
防水性能100m
価格715,000円(SS)
649,000円(ラバー)
問合せベル&ロス公式サイト
(2023年6月時点)

Breitling(ブライトリング)クロノマット オートマチックGMT

https://www.breitling.com/jp-ja/

Breitling(ブライトリング)とは

1884年にレオンブライトリングがスイスで創業しました。精度の高い時計、特にクロノグラフを中心に研究開発を進め、子、孫の3世代かけて高精度クロノグラフの製造技術を確立しました。同社のアイコン的モデルである航空用の回転計算尺を用いたナビタイマーはあまりにも有名ですね。

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しかし、クォーツショックの波にのまれ経営は悪化します。代々ブライトリング一族が続けて来た法人を清算し、ブランド商標権をアーネスト・シュナイダーに譲渡。そして1982年に新生ブライトリング社が設立されました。

現在では投資会社のCVCキャピタルパートナーズに買収され、「Legendary Future(伝説となる未来)」をキャッチコピーに新たなステージを目指しています。

「プロフェッショナルのための計器」を掲げて高精度な機械式時計の製造にこだわり続け、現在製造しているモデルはすべて公認クロノメーターです。

クロノマット オートマチックGMT

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クロノマットオートマチックのGMTモデルはエレガンスとタフさを高い次元で両立させたようなデザインが魅力です。

文字盤の色と同系色の時分秒針に、赤のアクセントを利かしたGMT針とGMTロゴ。

24時間表記はケース外周の側面にさりげなく配置。オニオン型のリューズはレトロな印象を与えます。

そして何といっても特徴的なのは「ルーローブレスレット」です。

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ルーローとはフランス語のrouleauのことで「ローラー」「円筒状に巻いたもの」を意味します。英語で言うとrollです。

このつくりは堅牢性と装着感に優れた性質を持っているとのことです。実際に装着してみたいですね。

防水性能は200mと十分なスペックです。

白以外に黒、青、緑、グレーがあります。

ビジネス、カジュアル、どちらの着こなしにもフィットしそうなクロノマットオートマチックGMT、いいですねぇ。

スペックまとめ

ブランドBreitling(ブライトリング)
モデルクロノマット オートマチック GMT
Ref.A32398191A1A1(ホワイト)
A32398191B1A1(ブラック)
A32398191C1A1(ブルー)
A32398191L1A1(グリーン)
A32398191M1A1(グレー)
ケース径40㎜
厚さ11.7㎜
重さ153g
キャリバーブライトリング32
COSC認定あり
パワーリザーブ42時間
防水性能200m
価格720,500円
問合せブライトリング公式サイト
(2023年6月時点)

Grand Seiko(グランドセイコー)ヘリテージコレクション 44GS GMT

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グランドセイコーとは

グランドセイコーはセイコーウォッチの最上位ブランドとして1960年に誕生し、2010年から海外展開を始め、2017年にはセイコーから分離・独立し今に至ります。

機械式、クォーツ式に加え、第3の駆動方式として機械式ムーブメントにクォーツの水晶振動子とICを組み合わせたスプリングドライブを採用しており、精度は驚異の平均月差±10秒です。

また、部品の設計開発から製造・組み立て・検査・出荷までをすべて日本国内の自社施設で行っています。

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そのため、スイス製の時計のみが対象の公認クロノメーター規格(COSC)の認定を取得することはできません。

代わりに、COSCの認定基準よりも厳しい独自の「グランドセイコー規格(GS規格)」を策定し、合格した時計のみを出荷しています。

近年では「THE NATURE OF TIME」をブランド哲学に掲げ、雫石にある岩手山の山肌や白樺などをデザインに落とし込み、海外からも審美性・機能性において高い評価を得ています。

44GS GMT

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グランドセイコーが誇るザラツ研磨による完璧な鏡面仕上げ。さらに、ケースサイドに緩やかなカーブを設けて腕馴染みを良くしています。

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文字盤には生産地である「グランドセイコースタジオ雫石」から臨む岩手山の山肌を模した「岩手山パターン」が施されているため、光の当て方によってさまざまな陰影を映します。

多面カットされた針とインデックスからは一切の妥協を許さないグランドセイコーの矜持が感じられます。

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ケースとブレスレットには世界最高レベルの耐蝕性を備えた「エバーブリリアントスチール」を採用しています。

ムーブメントは36,000振動/時(10振動/秒)のハイビートキャリバー9S86を採用しています。これはスイスの高級時計ブランド、ゼニスのエルプリメロと同等の高振動キャリバーで、平均日差は+5秒~-3秒と高精度です。

パワーリザーブは約55時間、防水性能は100mと十分。価格が100万円近くになってしまうのも頷けます。

文字盤のカラーはブラックの他、濃紺と白があります。

個人的には白が気になりますね。

スペックまとめ

ブランドGrand Seiko(グランドセイコー)
モデル44GS GMT
Ref.SBGJ265(ブラック)
SBGJ267(ネイビー)
SBGJ263(ホワイト)
ケース径40㎜
厚さ14㎜
重さ159g
キャリバー9S86
COSC認定なし
(GS規定)
パワーリザーブ約55時間
防水性能100m
価格935,000円
問合せグランドセイコー公式サイト
(2023年6月時点)

まとめ:8種スペック一覧

スクロールできます
モデル価格ケース径厚さ重さCOSCP.R.防水
ORIS
352,000円44㎜約12.5㎜約165gなし38時間100m
BALL
407,000円40㎜13.8㎜約161gあり約42時間200m
TAG HEUER
489,500円43㎜約13㎜192gなし50時間300m
TUDOR
551,000円41㎜14.52㎜188gあり約70時間200m
LONGINES
619,300円39㎜13.5㎜147.6gあり約72時間100m
Bell&Ross
715,000円41㎜11.7㎜175gなし40時間100m
Breitling
720,500円40㎜11.7㎜約153gあり約42時間200m
Grand Seiko
935,000円40㎜14㎜159gなし約55時間100m
(参考)
ROLEX
1,271,600円40㎜12.1㎜約154gあり約70時間100m
(すべて2023年6月時点)

以上、個人的に気になるアンダー100万円の機械式GMT時計を8ブランド挙げて比較してきました。

外観とスペックは千差万別ですが、カタログスペックと画像だけではわからないのが時計です。

特に最も重要な要素は装着感です。実機に触れて手首に当ててみると、また違った印象を受けるはずです。

デザインも画像で見るのと実際に目で見るのとでは色合いが違って見えることもありますし、画像では地味なモデルがものすごく深い味わいがあるなんてことも往々にしてあります。

当ブログでの比較は、その実機を見るまでの参考としてください。

だれかのお役に立てれば幸いです^^

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この記事を書いた人

1970年代生まれの会社員。
2022年にマッチングアプリで知り合った妻と結婚。
2023年5月にブログ「だれかの役に立つログ」を開設。
旅行・時計・婚活や結婚生活を中心に、だれかの役に立ってくれればいいなと思いながら気ままに経験談を執筆しています。

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